第1回
栄一、目覚める
武蔵の農家に生まれたおしゃべりで強情な少年・栄一(吉沢亮)は、罪人が収容された陣屋への潜入をいとこたちと計画する。一方江戸では、一橋家への養子話が将軍の後継候補づくりのため進められていた。
第2回
第3回
栄一、仕事はじめ
栄一(吉沢亮)は父と共に初めて江戸へ赴き、都の賑わいに驚きつつ商売の厳しさを学ぶ。藍葉の不作で苦境に立つ父を救おうと買い付けへの志を抱く一方、将軍の死去や黒船来航で江戸は混乱し、慶喜(草彅剛)の家臣に円四郎(堤真一)が推される。
第4回
栄一、怒る
藍の品質向上に励む栄一(吉沢亮)は新たな工夫を思いつく。日米和親条約締結の報に血洗島の惇忠(田辺誠一)らが驚く中、市郎右衛門(小林薫)の名代で多額の御用金を命じられ、栄一は不当な仕打ちに憤る。
第5回
栄一、揺れる
海外の戦いで大国が敗れたと知り、日本の将来を案じる栄一(吉沢亮)。なかは相手の家の因縁を理由に縁談を断たれ、沈んでしまう。江戸では幕府の方針に不満な斉昭(竹中直人)を周囲が懸命になだめるが、大地震が起こる。
第6回
第7回
青天の栄一
長七郎(満島真之介)の旅立ち後、栄一(吉沢亮)と千代(橋本愛)の関係はぎこちないまま、喜作(高良健吾)が千代との縁談を申し出て栄一は動揺する。江戸では阿部の死で幕府が混乱し、慶喜(草彅剛)擁立の声が高まる中、藍売りの道中で栄一は本心に気づく。
第8回
第9回
栄一と桜田門外の変
井伊の暗殺(桜田門外の変)と斉昭(竹中直人)の急死を受け、慶喜(草彅剛)は父の訃報に慟哭する。京では和宮の徳川家への降嫁話が進み、尊王攘夷に傾いた栄一(吉沢亮)は、喜作(高良健吾)を追う江戸行きを市郎右衛門(小林薫)に申し出る。
第10回
栄一、志士になる
江戸に戻った栄一(吉沢亮)は大橋訥庵(山崎銀之丞)や河野顕三(福山翔大)らと出会い、尊王攘夷の気運に触れて草莽の志士としての道を歩み始める。幕府が和宮の降嫁を進める中、尊攘派の長七郎(満島真之介)は死を覚悟で安藤暗殺計画に加わると決める。
第11回
横濱焼き討ち計画
渋沢家に生まれた長い間待ち望んだ赤ん坊は間もなく命を落とし、一族は深い喪失に包まれる。栄一(吉沢亮)は横浜襲撃の計画を進めて武器や同志を集め、将軍の後見職に就いた慶喜(草彅剛)は攘夷の早期実行を迫られ公儀の衰退を嘆く。
第12回
栄一の旅立ち
お尋ね者となった栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)は、円四郎(堤真一)に助けられたものの一橋家への仕官を断る。高崎城乗っ取り計画は長七郎(満島真之介)の懇願により中止し、二人は再起を求めて村を離れ京へと旅立つ。
第13回
栄一、京の都へ
やすから証文を受け取った栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)は京に着き、参与会議で新たな世を築こうと語る春嶽(要潤)に慶喜(草彅剛)が不満を滲ませる。一方、栄一の文を受け取った長七郎(満島真之介)は上京の途中で人を斬り、捕らえられる。
第14回
栄一と運命の主君
円四郎(堤真一)に一橋家仕官を促された栄一(吉沢亮)は、慶喜(草彅剛)への意見建白を条件に受け、その対面を果たして仕官する。一方の慶喜は薩摩藩による中川宮(奥田洋平)の取り込みを察し、强く非難する。
第15回
篤太夫、薩摩潜入
武士として初俸禄を得た栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)は、円四郎(堤真一)から篤太夫、成一郎と名を与えられる。薩摩藩士の調査で西郷吉之助(博多華丸)と鍋を囲んだ篤太夫は、先を見抜く優れた人ほど非業の死に至ると聞かされ、円四郎の将来を案じる。
第16回
恩人暗殺
円四郎(堤真一)の命を受けた篤太夫と成一郎が関東で兵を集める間、天狗党をめぐる水戸藩の動揺は尾高家に及び、惇忠(田辺誠一)と平九郎(岡田健史)が捕らえられる。京都では池田屋が新選組に襲われ、攘夷派の怒りは慶喜(草彅剛)や円四郎にも向けられた。
第17回
篤太夫、涙の帰京
円四郎(堤真一)の訃報に衝撃を受ける篤太夫は、集めた兵を率いて京へ戻る途上、代官の利根と出くわす。一方、京では慶喜(草彅剛)が長州藩兵と戦い、水戸の天狗党も慶喜を頼りに上洛していた。
第18回
一橋の懐
篤太夫は慶喜(草彅剛)に従い天狗党討伐へ向かい、帰京後は兵員増強を上申して備中へ派遣される。成一郎が届けた密書と悲惨な党の実態に接した耕雲斎(津田寛治)は降伏へ転じ、江戸では上京する家茂(磯村勇斗)が和宮との訣別を惜しんだ。
第19回
勘定組頭 渋沢篤太夫
一橋の木綿商いで成果を上げ、紙幣の普及にも力を注いだ篤太夫が勘定組頭に選ばれる。一方、薩長の密約を前に幕府の長州再征は苦戦し、大坂城で総指揮を執る家茂(磯村勇斗)が倒れる。
第20回
篤太夫、青天の霹靂
家茂(磯村勇斗)の死により、次期将軍と目される慶喜(草彅剛)へ篤太夫は就任を思いとどまるよう進言する。だが慶喜は徳川宗家を継ぎ、忌み嫌う幕臣となった篤太夫は、土方歳三(町田啓太)とともに謀反人の捕縛に向かう。
第21回
篤太夫、遠き道へ
昭武(板垣李光人)のパリ随行を快諾した篤太夫は、将軍に就いた慶喜(草彅剛)から弟の将来を託され、横浜での小栗忠順(武田真治)との初対面で幕府復権の密命を知る。旅立ち前、成一郎と牢に囚われた長七郎(満島真之介)に再会する。
第22回
篤太夫、パリへ
篤太夫はパリの万博会場で西洋技術に驚かされ、日本ブースの薩摩の旗に幕府が抗議するが、五代とモンブランの仕業だった。昭武(板垣李光人)はナポレオン三世謁見で慶喜(草彅剛)の名代を務め、日本では慶喜が幕政改革を進める。
第23回
篤太夫と最後の将軍
借款の消滅で篤太夫は資金集めに追われるが、昭武(板垣李光人)の留学は続く。家庭教師の勧めで髷や刀を捨て洋装へ改める一方、日本では慶喜(草彅剛)が政権返上の大政奉還に踏み切る。
第24回
パリの御一新
大政奉還の報せに一行は混乱するなか、篤太夫は留学資金の工面に奔走し、証券取引所で債券を学び決意を新たにする。日本では成一郎らが新政府軍との戦いに身を投じていた。
第25回
篤太夫、帰国する
帰国した篤太夫は幕府の敗北や慶喜(草彅剛)の動向、さらに成一郎たちが新政府軍との戦いに敗れ、平九郎(岡田健史)が消息を絶ち成一郎は箱館へ向かったことを聞かされる。動揺のまま血洗島へ帰る。
第26回
篤太夫、再会する
故郷・血洗島へ帰った篤太夫は家族との再会を楽しむが、尾高家に起きた悲しい出来事を知って動揺する。その後、昭武(板垣李光人)の書状を届けるため駿府へ赴き、大久保一翁(木場勝己)にパリでの収支を報告し、慶喜(草彅剛)との対面を求める。
第27回
篤太夫、駿府で励む
駿府の勘定組頭任命を一度は固辞するが、それが慶喜(草彅剛)の計らいと知り残ることを決める。パリでの経験を活かし商法会所を設けて財政立て直しに挑む一方、箱館では成一郎らが新政府軍に抗い続ける。
第28回
篤太夫と八百万の神
篤太夫は出仕の辞を直接伝えるため東京へ行き、大隈重信(大倉孝二)に新しい政府に欠かせない存在だと説かれて受け入れざるを得なくなる。慶喜(草彅剛)は謹慎を解かれ、篤太夫へ日本のため尽力するよう最後の命を下す。
第29回
栄一、改正する
栄一(吉沢亮)は各省の枠を越えた改正掛を設け、杉浦や前島を静岡から招く。租税や貨幣、郵便の整備を進めるが旧幕臣を疎む勢力と衝突し、そんな折、平九郎(岡田健史)を失った惇忠(田辺誠一)と再会して温めていた提案を打ち明ける。
第30回
渋沢栄一の父
栄一(吉沢亮)は大阪の造幣局で五代友厚(ディーン・フジオカ)と出会い、日本の商業を立て直すというその抱負に心を動かされる。西郷の発言を廃藩置県への決意と読んだ井上は栄一らに極秘任務を与えるが、そんな折、父の危篤の一報が届く。
第31回
栄一、最後の変身
日本初の銀行設立へ動く栄一(吉沢亮)は、小野組や三井組の協力を得られず苦戦。合同か独自かを巡り三野村と激しく攻防するなか、富岡製糸場の悪評で工女が集まらない惇忠(田辺誠一)は、娘の勇に第一号の工女となるよう懇願する。
第32回
栄一、銀行を作る
政府を離れた栄一(吉沢亮)は第一国立銀行の総監役として新たな一歩を踏み出す。五代から商いの世界の過酷さを諭される一方、岩崎は大隈と結び海運で勢いを増し、体調を崩したゑいが栄一と共に暮らし始める。
第33回
論語と算盤
第一国立銀行は貸し出し先の小野組倒産で存続の危機を迎え、三野村は混乱に紛れて銀行を奪おうと画策する。栄一(吉沢亮)は勝負を挑み、蚕卵紙の値を崩そうと購入を控える横浜の外国商人に怒る喜作(高良健吾)も栄一に力を求める。
第34回
栄一と伝説の商人
栄一(吉沢亮)は博文(山崎育三郎)の依頼を受け、商人たちが業界の枠を越えて連携する東京商法会議所の設立に動く。千代(橋本愛)は養育院の孤児たちの姿に胸を痛める一方、栄一は弥太郎(中村芝翫)と国を豊かにする商業の在り方を巡って言い争いとなり、話し合いはまとまらない。
第35回
栄一、もてなす
グラント将軍の来日が実現し、栄一(吉沢亮)は民間側の担当として迎え入れを任される。千代(橋本愛)とよしは洋風の作法を学びながら苦労するが、将軍が渋沢家を訪れると言い出し、奮闘することになる。
第36回
栄一と千代
栄一(吉沢亮)は東京での帆船会社設立に乗り出すが、弥太郎(中村芝翫)の新聞を用いた攻勢の前に開業できず敗北し、養育院も縮小を迫られる。娘・うたの結婚で渋沢家が明るくなるなか、千代(橋本愛)が病に倒れる。
第37回
栄一、あがく
千代(橋本愛)を亡くして弱っていた栄一(吉沢亮)は、やすの引き合わせで伊藤兼子と出会う。政府の命で設立された共同運輸会社と弥太郎(中村芝翫)が海運の主導権を争って共に疲弊し、五代が調停に乗り出す。
第38回
栄一の嫡男
栄一(吉沢亮)は旧幕臣たちと東京開市三百年祭を開き、昭武(板垣李光人)らと再会するが、静岡で汚名を負ったまま暮らす慶喜(草彅剛)を案じる。息子の篤二(泉澤祐希)が過ちを犯したため退学と血洗島での謹慎を命じ、明治27年夏、日清戦争が始まる。
第39回
栄一と戦争
米国でルーズベルト大統領と会い、日本経済が低く評価される現実に心を痛める栄一(吉沢亮)。日露戦争が始まると公債購入を訴えて倒れ、見舞った慶喜(草彅剛)との対話を機に、その伝記編纂へ動き出す。
第40回
栄一、海を越えて
実業界を退いた栄一(吉沢亮)は妻と共に渡米し、多くの都市を巡って民間外交に尽くすが、旅の途中で旧友・伊藤博文(山崎育三郎)暗殺の報が届く。晩年の慶喜(草彅剛)は伝記編纂の大詰めの中、栄一に意外な言葉を告げる。
第41回
青春はつづく
後継を決めた孫が渡英する中、栄一(吉沢亮)は悪化する日米関係の改善のため再び渡米。関東大震災では救援の先頭に立ち、91歳となってラジオで自らの思いを語る。