EPISODE GUIDE · 1991

太平記話数案内

副題、初回放送日、あらすじを放送順に掲載しています。

第1回

父と子

鎌倉幕府では北条一族の専制が深まり、実力者が最大勢力・足利氏の滅亡を狙っていた。そんな折、足利氏の棟梁に嫡男が誕生。幼名又太郎のその子こそ、後の尊氏(真田広之)であった。

第2回

芽生え

円喜(フランキー堺)による僧侶への虐待を見かけて止めに入った高氏(真田広之)は、山伏姿の俊基(榎木孝明)に救われる。北条側の批判を恐れる父の意向で京へ遣わされた高氏は、旅先で花夜叉(樋口可南子)の田楽一座と出会う。

第3回

風雲児

京に入った高氏(真田広之)は醍醐寺の庭で後醍醐天皇(片岡孝夫)に偶然出会い、俊基(榎木孝明)と再会。鎌倉打倒の志を語る俊基を六波羅の追手から救い出し、道誉(陣内孝則)の屋敷の宴で藤夜叉(宮沢りえ)と知り合って一晩を共にする。

第4回

帝 ご謀反

倒幕を企てた公家たちの計画が露見し、高氏(真田広之)は俊基(榎木孝明)との繋がりを怪しまれて六波羅で尋問される。天皇は憂いを募らせるなか、釈放された高氏は帰路の藤沢付近で武士に囲まれた。

第5回

危うし足利家

高氏(真田広之)の逮捕が北条側の宣戦布告同然と受け止められ幕府は緊迫し、父は高時(片岡鶴太郎)に釈放を嘆願するも円喜(フランキー堺)の権勢の強さを痛感する。俊基(榎木孝明)が鎌倉へ護送される中、藤夜叉(宮沢りえ)は足利家が標的にされかねない事態に衝撃を受ける。

第6回

楠木登場

守時(勝野洋)のとりなしで自由の身となった高氏(真田広之)は、父とともにその館を訪れ、妹・登子(沢口靖子)との縁談を勧められる。一方、俊基(榎木孝明)の脇差しを預かった石は正成(武田鉄矢)と出会い、高氏は道誉(陣内孝則)から藤夜叉(宮沢りえ)にまつわる意外な情報を聞かされる。

第7回

悲恋

奥州の乱が鎮まらぬ中、円喜(フランキー堺)は足利家に六千の兵を求め、貞氏(緒形拳)は北条の縁戚となる将来を示されて受け入れる。藤夜叉(宮沢りえ)の身ごもりを知った石が彼女を奪おうとするが高氏(真田広之)が阻み、共に京へという誘いに高氏は心を揺らす。

第9回

宿命の子

高氏(真田広之)は重い病に臥す父・貞氏(緒形拳)から祖父の遺言を聞き、家督を継ぐ。幕府では執権が赤橋守時(勝野洋)に代わり、伊賀の里では藤夜叉(宮沢りえ)が高氏の子を育てていた。

第10回

帝の挙兵

幕府が帝の側近を一挙に検挙し、佐々木道誉(陣内孝則)は足利館へ逃げ込む。高氏(真田広之)らに俊基(榎木孝明)の斬首や帝の流島配流が伝えられ、帝の笠置山籠城の一報は正成(武田鉄矢)へ届く。

第11回

楠木立つ

六波羅軍の敗北を受け、喪中の足利家にも出兵命令が下る。出陣を前に高氏(真田広之)は登子(沢口靖子)に生還を誓う一方、後醍醐天皇(片岡孝夫)は奇妙な夢を機に楠木正成(武田鉄矢)の召し出しを命じる。

第12回

笠置落城

正成(武田鉄矢)は笠置で後醍醐帝に謁見して策を献じ、河内で兵を挙げて奇襲により北条軍を翻弄する。だが北条氏は持明院統の新帝を擁立し、帝方から正統性を奪ってしまう。

第13回

攻防赤坂城

幽閉された後醍醐帝を暗殺者から守るよう、北畠親房(近藤正臣)は鎌倉方で戦を避ける足利高氏(真田広之)に依頼する。同じころ、二万超の幕府軍が楠木正成(武田鉄矢)の守る赤坂城への攻撃を始める。

第14回

秋霧

赤坂城の陥落後に行方を消した正成(武田鉄矢)は、花夜叉(樋口可南子)らとの合流後、身を寄せる先を得る。伊賀へ進む高氏(真田広之)は追討を命じられ、行軍中に水を求めて立ち寄った小屋が藤夜叉(宮沢りえ)の住まいと知る。

第15回

高氏と正成

花夜叉(樋口可南子)一座と旅する正成(武田鉄矢)が関所で足止めされたが、高氏(真田広之)の機知で放免される。鎌倉へ戻った高氏は父の法要を計画するも幕府に禁じられ、後醍醐帝には隠岐行きが命じられる。

第16回

隠岐配流

後醍醐帝の隠岐護送を命じられた佐々木道誉(陣内孝則)は、帝への配慮が幕府の不興を買う。父の葬儀に集まった足利一族のもとを訪れた新田義貞(根津甚八)が高氏(真田広之)の本心をただす一方、楠木正成(武田鉄矢)が赤坂城を奪回する。

第17回

決断の時

倒幕の志を道誉(陣内孝則)に打ち明けた高氏(真田広之)は、正成(武田鉄矢)への伝言を花夜叉(樋口可南子)に託す。幕府が正成討伐に大軍を送る中、足利名での第二陣出兵こそ鎌倉が手薄になる好機と捉え、ひそかにその時を待ち構える。

第18回

帝の脱出

元弘三年、隠岐より逃れた帝により宮方が勢いづき、正成(武田鉄矢)は河内で戦いを続けていた。幕府の第二軍派遣で鎌倉の守りが虚になる時を待つ高氏(真田広之)のもとへ守時(勝野洋)が軍の動員を促し、義貞(根津甚八)は千早城攻めに加わっていた。

第19回

人質

千早城で少数の兵ながら幕府の大軍を巧みに退ける正成(武田鉄矢)は、後醍醐帝の隠岐脱出の報に勢いづく。一方、鎌倉へ戻った義貞(根津甚八)と出陣前の高氏(真田広之)が密かに会い、高氏は倒幕の決意を伝える。

第20回

足利決起

元弘三年、鎌倉へ赴く出発の朝に討幕の覚悟を口にした足利高氏(真田広之)は、三河矢作で分家の面々にも北条打倒の志を伝え、船上山の後醍醐帝から討伐の綸旨を賜るよう密使を遣わす。帝と共に戦う心を固めた。

第21回

京都攻略

新田義貞(根津甚八)は兵が集まらないことに悩みつつも、軍資金を迫る鎌倉の役人を斬って上野の生品神社で挙兵。手勢は百五十騎だったが連戦連勝で勢力を広げながら南下し、同じ頃高氏はわずか二日の戦いで六波羅を陥落させた。

第23回

凱旋

幕府滅亡後、高氏(真田広之)は都の復興に乗り出し、京へ戻った後醍醐帝は正成(武田鉄矢)の迎えを受けて東寺に入る。一方、親房(近藤正臣)の屋敷を訪れた護良親王(堤大二郎)は高氏を新たな脅威ととらえ、強い敵意を向ける。

第24回

新政

鎌倉幕府の滅亡から一か月、高氏(真田広之)は帝の新政下で都の再建と治安維持に当たる。だが足利と新田の間に緊張が生じ、高氏に敵意を抱く護良親王(堤大二郎)へ、帝は双方ともに重んじる旨を説く。

第25回

足利尊氏

護良親王(堤大二郎)が楠木正季(赤井英和)らに足利高氏(真田広之)の暗殺を持ちかける中、後醍醐帝は両者を会わせ高氏の本心を尋ねる。新政のためだと即答した高氏は、帝の名から一字を受け、尊氏を名乗るようになる。

第26回

恩賞の波紋

倒幕の恩賞は公平さを欠く内容で、不満が各所に広がる。帝への信頼を悔いる赤松円心(渡辺哲)や、義貞(根津甚八)との扱いの差を意識する尊氏(真田広之)の心も揺れ、親房(近藤正臣)父子には奥州下向の命が下る。

第27回

公家か武家か

北条残党軍討伐のため朝廷が北畠顕家(後藤久美子)を差し向け、公家を派遣する異例の決定に武家は戸惑う。尊氏(真田広之)は参内して鎌倉と関東の治安維持を武家へ委ねるよう帝に願い出る。それは公家主导の新政に真っ向から对抗する意図であった。

第28回

開戦前夜

尊氏(真田広之)は東国の治安を武家に任せたいと帝へ直接願い出て聞き届けられ、直義(高嶋政伸)の鎌倉下向が決まる。成良親王(長谷川宙)を預かった足利軍は帝の軍の証を得るが、都には公家と武家の戦が迫っていた。

第29回

大塔宮逮捕

護良親王(堤大二郎)が尊氏(真田広之)打倒の戦を企てるが動きは察知され、尊氏は都を守る姿勢を示して六波羅に武士を集める。正成(武田鉄矢)が義貞(根津甚八)をなだめたことで尊氏の優位が盤石となり、親王は帝の初雪の宴へ招かれる。

第30回

悲劇の皇子

帝を狙う暗殺計画の存在を知った尊氏(真田広之)は北条残党への警戒を強めるが、鎌倉は残党の攻撃で落城寸前にまで追い込まれる。足利勢は退去の際に護良親王(堤大二郎)を殺害し、尊氏は征夷大将軍の宣旨を求めて参内を申し出る。

第31回

尊氏叛く

北条軍が鎌倉へ攻め込むなか、尊氏(真田広之)は帝に将軍位を請うも許されず都に留められた。一族の存続を賭して関東出陣を決めると道誉(陣内孝則)ら数千の兵が従い、美濃の藤夜叉(宮沢りえ)親子は悲劇に見舞われる。

第32回

藤夜叉死す

死の間際にある藤夜叉(宮沢りえ)のもとへ医者と共に駆けつけた尊氏(真田広之)は、関東出征のため彼女を後にする。三河で直義(高嶋政伸)と顔を合わせた尊氏は、護良親王(堤大二郎)殺害を知らされ帝への釈明を案じるが、帰京を控えるよう告げられる。

第33回

千寿王と不知哉丸

鎌倉を取り戻した尊氏(真田広之)は、不知哉丸を手元に置きたいと登子(沢口靖子)に申し出るが受け入れられない。足利軍は関東制圧へ進み、公家方の領地にも侵出して尊氏にも抑えられない勢いとなる。

第34回

尊氏追討

都への召喚に直面した尊氏(真田広之)は一族に上京を阻まれ、鎌倉に留まると知った帝は新田義貞(根津甚八)に追討の兵を挙げさせる。出家で戦を避けようとする尊氏に、道誉(陣内孝則)は偽の宣旨を突きつけ、新田と結んで生き延びるよう迫る。

第35回

大逆転

鎌倉を発った尊氏(真田広之)は新田勢を連破して大津へ進み、正成(武田鉄矢)との会談を試みるが撤兵要求を容れられず決裂する。足利軍は一時京に入るものの楠木・新田の連合軍に敗れ、九州まで退いた。

第36回

湊川の決戦

援軍を得た尊氏(真田広之)が京へ進軍する中、播磨では義貞(根津甚八)が赤松円心(渡辺哲)の籠城に苦戦していた。帝に促されて出陣した正成(武田鉄矢)らの軍は湊川で尊氏の奇策に破られ、義貞は単身京へ退いた。

第37回

正成自刃

足利軍に破れた正成(武田鉄矢)は降伏を拒み、正季(赤井英和)とともに道場へたどり着き、戦のない世を願って一族とともに自刃する。帝は足利の台頭を恐れ、叡山への移動を決意する。

第38回

一天両帝

尊氏(真田広之)は帝への降伏を装いつつ実は譲位を勧めており、義直は激怒するが、帝はこれを受け入れ、叡山を下り、光明への皇位継承と京での幕府開設が成る。その後、後醍醐が都から消息を絶つ。

第39回

顕家散る

武士になりたいと願う不知哉丸は、亡き母の望みに背くとして尊氏(真田広之)に退けられる。南朝に託され足利軍を破りつつ西へ進んだ顕家(後藤久美子)は、都を目前に伊勢へ転じ、父・親房(近藤正臣)の叱責に疲れから会いに来たと答える。

第40回

義貞の最期

越前で少数の兵と戦う義貞(根津甚八)は足利側の矢に倒れて戦死。同じ頃直義の養子は元服して直冬(筒井道隆)を名乗り、翌年尊氏は征夷大将軍に任じられ幕府が開かれたが、それが二人の不幸の発端となった。

第41回

帝崩御

後醍醐帝が崩御し、凶報はすぐさま尊氏(真田広之)へ届く。南朝の各地での反撃を幕府が武力で抑えていく中、直義(高嶋政伸)と師直(柄本明)ら有力武将の間、さらに道誉(陣内孝則)との間でも対立が深まる。

第42回

母の遺言

塩冶の妻に横恋慕した師直(柄本明)が屋敷に踏み込んで家臣に斬りつけられる。上皇の行列への矢放で土岐を斬首した直義(高嶋政伸)に尊氏(真田広之)の制止も届かず、幕府の亀裂を憂う中で母を失う。

第43回

足利家の内紛

親房(近藤正臣)の吉野帰還で南朝側は勢いづき、九州や河内でも武将が立ち上がる。足利家では直義(高嶋政伸)と師直(柄本明)の対立が深まるなか、尊氏(真田広之)が親房と密かに会談し、幕府承認と引き換えに京を後村上天皇(細山田隆人)へ返す和議を示したが、拒否された。

第44回

下剋上

直義(高嶋政伸)は師直(柄本明)の暗殺を試みるも果たせない。その後、尊氏(真田広之)の屋敷での宴の最中に師直らによるクーデターが伝えられるが、それは直義を立ち直らせ、政から退かせて鎌倉の義詮(片岡孝太郎)に託すため尊氏が仕組んだものだった。

第45回

政変

師直(柄本明)の包囲を前に尊氏(真田広之)は抗えず、直義(高嶋政伸)は幕府の実権を鎌倉の義詮(片岡孝太郎)に譲ることを決める。宗家の期待を背に義詮が入京するが、翌年には直冬(筒井道隆)が九州で兵を挙げ、尊氏は新たな憂いを抱えることになる。

第46回

兄弟の絆

直冬(筒井道隆)の挙兵を受け、尊氏(真田広之)はみずから征くことを決めた。一方、二条の君(森口瑤子)に促された師直(柄本明)は直義(高嶋政伸)のみならず尊氏の討伐も秘かに企て、同じ頃、都から消えた直義は南朝に降伏を申し出ていた。

第47回

将軍の敗北

直冬(筒井道隆)討伐中だった尊氏(真田広之)は引き返して摂津で直義(高嶋政伸)と衝突し、兵数で優勢ながら敗北。直義が師直(柄本明)の身柄引き渡しを求めて尊氏は拒んだが、師直兄弟の出家により和議が成立した。

第48回

果てしなき戦い

尊氏(真田広之)を破った直義(高嶋政伸)は京で話し合いを設けるが、尊氏は自分ではなく師直(柄本明)と戦ったのだと言い張り従わない。以後も両派の戦が各地で絶えず、九州の直冬(筒井道隆)も将軍派に勝利を重ねていく。

第49回

尊氏の死

南朝との休戦を経て直義(高嶋政伸)と対立した尊氏(真田広之)は、幽閉し説得もかなわぬ直義を毒殺。京に戻り直冬(筒井道隆)と戦い、その三年後、館での猿楽の最中に死を遂げる。

REFERENCES

参照資料