第1回
黄金の王国
永承4年の冬、陸奥守の登任(名古屋章)は安倍家の婚礼に臨み、随行の経清(渡辺謙)と衣川へ向かう。経清は隠し金山を見つけて窮地に落ちるが結有(古手川祐子)に救われ、登任は奥六郡の富を我が物にしようと画策し始める。
第2回
恋の予感
貞任(村田雄浩)は家出した妹を連れ戻すため亘理の経清(渡辺謙)の館を訪れ、永衡(新沼謙治)の仲裁でいさかいを収める。登任(名古屋章)は安倍氏の富を狙い年貢倍増を命じ、経清はその使いで京へ赴き実母や経輔(イッセー尾形)と会う。
第3回
衣川への岐路
経清(渡辺謙)は乙那(寺田稔)の引き合わせで頼義(佐藤慶)と主従関係を結ぶ。多賀城の繁成(田口計)は安倍への開戦を企てる一方、永衡(新沼謙治)は妻を人質とされ安倍側に付くことを決め、経清から衣川へ向かう繁成の後方を狙う案を持ちかけられる。
第4回
雪の鬼切部
安倍貞任(村田雄浩)の軍は雪を越えて鬼切部の平繁成(田口計)を奇襲で破り、藤原登任(名古屋章)は陸奥守を罷免された。半年後、多賀城の代理守・経清(渡辺謙)に金山を握る吉次(西村晃)一族の乙那(寺田稔)が現れ、彼を守に据える工作を語るが、新守には源頼義(佐藤慶)が就く。
第5回
陸奥の春
多賀城に着いた源頼義(佐藤慶)は藤原経清(渡辺謙)を副官に任じ、安倍貞任(村田雄浩)の首を求める。義家(佐藤浩市)を衣川に遣ると貞任が現れて謀反の偽りが露見し、討伐を決した矢先に都から大赦の報せが届き一件は不問となる。
第6回
阿久利川の陰謀
頼良は頼時(里見浩太朗)と称して頼義(佐藤慶)に服した後、経清(渡辺謙)と結有(古手川祐子)の間に清丸が生まれ、陸奥に束の間の平穏が戻る。しかし頼義は安倍氏に理不尽な要求を重ね、罠に陥れられた貞任(村田雄浩)を口実に開戦の名分を得る。
第7回
経清決断
源頼義(佐藤慶)は平永衡(新沼謙治)の忠義を試すため先陣を命じたが、疑いをかけて殺してしまう。これに見切りをつけた藤原経清(渡辺謙)は安倍側への離反を決め、結有(古手川祐子)らを衣川に逃がし、奇襲に見せかけて川崎の柵へ走り貞任(村田雄浩)に迎えられた。
第8回
黄海の戦い
頼時(里見浩太朗)は裏切った配下を討とうとして襲撃され落命。吹雪の中の頼義(佐藤慶)軍は冬戦に強い安倍軍に破れ、逃れる親子を経清(渡辺謙)が助命した。
第9回
密通
任期切れを恐れる頼義(佐藤慶)は、援軍を断る清原一族の説得へ義家(佐藤浩市)を遣わす。義家は貞任(村田雄浩)の妻と密通し、その亀裂を察した清原は源氏への加勢を決めるが、都では高階経重(松井誠)が後任の陸奥守に決まっていた。
第10回
衣川の撤退
任期満了の頼義(佐藤慶)が戦争未了を理由に新陸奥守を退け、清原軍一万が加勢。安倍氏は軍議の末、本拠を厨川へ移すが、貞任(村田雄浩)の妻が父を通じて敵へ内通し、川崎の柵が陥落する。
第11回
血戦
衣川の館に逃れた経清(渡辺謙)を、裏切りを疑う貞任(村田雄浩)が問いただす。そこへ厨川にいるはずの流麗(財前直見)が現れ、内通者が妻だと知った貞任は彼女を刺殺し、義家(佐藤浩市)も館で流麗の死を知る。
第12回
厨川落城
火攻めに転じた連合軍のもと、加勢に出た経清(渡辺謙)は捕らえられて処刑される。息子は母と引き離されたのち救われ、貞任(村田雄浩)の最期とともに厨川も陥落する。
第13回
母子の契り
厨川落城の翌年、清丸は母・結有(古手川祐子)と再会し、父のかたき・武貞(名高達男)の実子の存在を知って心を揺らす。元服して清衡(村上弘明)と改名、藤原家再興を使命と諭された彼は、十五年后、江刺で家庭を築いていたが、武貞危篤の一報が届く。
第14回
策略
1083年、清原武貞(名高達男)が遺言を残さず死去する。兄・真衡(萩原流行)が主導権を握るなか、傲慢な振る舞いに憤った叔父・秀武(蟹江敬三)が家衡(豊川悦司)を擁立して兵を起こそうとし、清衡(村上弘明)は母・結有(古手川祐子)に促されて加勢を図るが、真衡の策略に妨げられる。
第15回
亀裂
義家(佐藤浩市)は昔、経清(渡辺謙)と交わした太刀を清衡(村上弘明)に与えるが、真衡(萩原流行)への疑いを強める。清原家では秀武(蟹江敬三)が贈った祝儀の砂金を真衡が黙殺し、秀武は出羽へ帰還、両家の対立は避けられない段階を迎える。
第16回
清衡の反乱
清衡(村上弘明)は母に促され家衡(豊川悦司)の側へ付くが、人質計略に疑念を抱きつつ真衡(萩原流行)不在の館を襲い、養子夫婦を匿う。陸奥守となった義家(佐藤浩市)に援兵を求めた真衡は私戦と見做されて退けられ、側近を通じ国府軍の懐柔を図る。
第17回
清原分断の罠
真衡(萩原流行)の策略により国府軍が清原兄弟の争いに介入し、義家(佐藤浩市)は怒りをあらわにする。その後真衡は病死し、奥六郡は清衡(村上弘明)と家衡(豊川悦司)に分割されるが、実権が清衡側にあると悟った家衡は強く反発する。
第18回
兄と弟
三年後に当たる応徳三年、義家(佐藤浩市)によって清衡(村上弘明)館に預けられた家衡(豊川悦司)は恭順を装いつつ、年貢米を運ぶ清衡の襲撃を企てるが、計画を偶然知った柾が清衡に報せ、決行の行方は不透明になる。
第19回
後三年の合戦
家衡(豊川悦司)軍の年貢米輸送への急襲で清衡(村上弘明)は討伐の名分を得るが、江刺の妻子は館もろとも炎に呑まれた。雪で退いた義家(佐藤浩市)との連合軍は翌年、金沢の柵の兵糧攻めを図り、多賀城に入った義光を知った秀武(蟹江敬三)は家衡と訣別する。
第20回
楽土への道
包囲に耐えられなくなった家衡(豊川悦司)は母の説得で降伏するが、その直後に討たれる。翌年、義家(佐藤浩市)は陸奥を去り、藤原姓を名乗った清衡(村上弘明)による黄金の世紀が幕を開ける。
第21回
父と子
平泉を舅の基成(林隆三)とともに治める秀衡(渡瀬恒彦)は、泰衡(渡辺謙)を跡取りに定めつつもその器に疑問を抱く。源氏の御曹司を預かれとの文が届くと、橘似(紺野美沙子)に遮那王の人物を見定めさせる。
第22回
義経、平泉へ
泰衡(渡辺謙)は九郎の平泉受け入れを西行(柳生博)に相談するが反対される。京で弁慶(時任三郎)を破った九郎の報せに触れた秀衡(渡瀬恒彦)は迎えを決め、元服した義経(野村宏伸)は弁慶と共に平泉へ下り、秀衡の寵愛を受けるが泰衡は不安を抱く。
第23回
愛のかたち
我が道を行く義経(野村宏伸)に好感を持てない泰衡(渡辺謙)のもと、妹・薫子(中嶋朋子)からも義経は受け入れられない。しかし義経が偶然出会った亜古耶(中川安奈)に恋をすると、泰衡は想い人を奪われるのを恐れ、秀衡(渡瀬恒彦)に縁談を願い出る。
第24回
第25回
第26回
秀衡動かず
義経(野村宏伸)は秀衡(渡瀬恒彦)の制止を押し切り、弁慶(時任三郎)と二人の武者だけを率いて頼朝(長塚京三)の陣に着き、涙ながらに対面する。頼朝は援軍を得られず激怒する一方、清盛の追討要請が届いても秀衡は動かず、泰衡(渡辺謙)は都の視察を思いたつ。
第27回
泰衡、京へ
京で後白河法皇(中尾彬)に謁見した泰衡(渡辺謙)のもとに清盛病死の一報が届き、都はおおいに沸く。悩める泰衡は伊勢の西行(柳生博)からヒントを得て、文化の力で平泉を守る道を思い描く。
第28回
第29回
兄弟の宿命
義仲や一ノ谷・壇ノ浦で平家を破る武功を挙げた義経(野村宏伸)。だが頼朝(長塚京三)はその働きを認めず、義経が法皇から無断で官位を受けたことで対立は修復不可能になり、鎌倉入りも拒まれる。
第30回
第31回
約束の剣
義経(野村宏伸)一行の処遇をめぐり平泉の緊張が高まるなか、泰衡(渡辺謙)が受け入れられない旨を伝えに訪れた場で、薫子(中嶋朋子)の夫・河田次郎守継(安藤一夫)が義経を連れ去る。秀衡(渡瀬恒彦)は義経を平泉の総大将に立て、鎌倉との開戦を決意する。
第32回
基成の怒り
泰衡(渡辺謙)は藤原基成(林隆三)による秀衡(渡瀬恒彦)暗殺計画を察知し、父の許へと急行する。しかし同時期、鎌倉の頼朝(長塚京三)が差し向けた別の刺客が秀衡を襲撃していた。
第33回
秀衡逝く
泰衡(渡辺謙)は父を狙う刺客から秀衡(渡瀬恒彦)を救い出すが、秀衡は病に倒れる。義経(野村宏伸)を大将として鎌倉に備えるよう兄弟に遺言した秀衡は、文治三年の十月にこの世を去る。
第34回
泰衡の覚悟
苦境脱却のため鎌倉へ出向いた泰衡(渡辺謙)に対し、頼朝(長塚京三)は法皇に追討の宣旨を求め、奥州への徹底攻撃を決断する。義経(野村宏伸)を立てて戦う構えの忠衡(角田英介)は泰衡を討とうとして落命し、泰衡は九郎の自害と届け出る策を思いつく。
第35回
楽土・平泉
泰衡(渡辺謙)は義経(野村宏伸)の死を鎌倉と京へ伝えつつ、本人を遠方へ逃がす。だが基成(林隆三)が妻を失った河田次郎(安藤一夫)の恨みに付け込み一行を急襲し、追い詰められた義経を弁慶(時任三郎)が身を挺して守る。