第1回
母の不在
水戸藩主の七男として生まれた七郎(滝田裕介)麿は、実母と離れて水戸で育つ。やがて父・斉昭(菅原文太)が幕府から処分を受け、その報せに母の吉子は我が子の境遇を案じる。
第2回
新しい母
水戸で藩政が行き詰まるなか、将軍家は七郎(滝田裕介)麿の一橋家入りを謹慎解除の条件に据え、斉昭(菅原文太)はこれをのむ。養子となった少年は慶喜(本木雅弘)を名乗り、七歳差の義母・直子(鶴田真由)と面会する。
第3回
黒船が来た
元服を迎えた慶喜(本木雅弘)は、世話係の過保な介助に義母も気を揉む。そこへ外国船が浦賀沖に現れ、警備の任に就いた慶喜が甲冑で備える中、将軍の急逝が伝えられる。
第4回
将軍候補
将軍家慶の死は伏せられ、病弱な家定(大出真也)に代わる後継として慶喜(本木雅弘)に声が上がるが、彼は父・斉昭(菅原文太)の説得を退け続ける。江戸の町で火消しの妻・れん(大原麗子)と知り合う一方、秋には家定が十三代将軍となり、翌年ペリーが再航する。
第5回
第6回
安政の大地震
慶喜(本木雅弘)は火消しの辰五郎(堺正章)の娘ら町民や浪人と親交を深め、料亭で母の側用人・永原帯刀(佐藤慶)の別人のような姿を目にする。新三郎(内野謙太)は旗本のもとに置かれたみよに惹かれ、やがて安政2年、江戸を大地震が襲った。
第7回
第8回
第9回
恋の闇路
新三郎(内野謙太)はみよを巡る争いで旗本を手にかけ、自害を図るが新門一家のガンツムに止められ、辰五郎(堺正章)とれんに生麦村の宿へ匿われる。美賀(石田ひかり)の懐妊を喜ぶ慶喜(本木雅弘)は事件の一報を受け、兄から父の幕政介入への意見を求められる。
第10回
抗争のはじまり
斉昭(菅原文太)と慶篤(内野聖陽)が毒を盛られる事件が起き、見舞った慶喜(本木雅弘)の前でも父子のわだかまりは残る。この一件は京の関白にも伝わり、慶喜の側近・倉石左衛門は旗本の遺弟に無理やり連れ出される。
第11回
台風の目
辰五郎(堺正章)は新三郎(内野謙太)とみよを逃がした身として慶喜(本木雅弘)に詫び、切腹を望む。慶喜は探索を命じた倉石が大川に浮いて見つかったと聞き涙し、下田のハリスとの交渉で幕府は鎖国令を破れず、家定(大出真也)のもとへ篤君が輿入れする。
第12回
第13回
幕府の権威
生麦村で暮らす新三郎(内野謙太)とみよ。大老となった井伊直弼(杉良太郎)は幕府の威信回復を掲げ、将軍継嗣に慶福を推し、勅許なく日米通商条約を結ぶ。
第14回
押しかけ登城
条約調印の責を問う慶喜(本木雅弘)に対し、井伊は動じることなく紀伊慶福の後継を認めさせる。さらに登城日外で斉昭(菅原文太)らが押しかけて糾弾する中、家定(大出真也)が急死し、井伊は規程外の登城を口実に処分へ動く。
第15回
密勅
美賀(石田ひかり)の懐妊により、処分中の慶喜(本木雅弘)は穏やかな日々を送る。一方井伊は条約反対の動きに警戒を強め、朝廷が頼りにする斉彬(立川三貴)が急死すると、正式手続きを経ない勅命が水戸藩へ下される。
第16回
大獄のはじまり
謹慎中の慶喜(本木雅弘)は新門辰五郎(堺正章)のもとで酒を楽しむ。そこで実母に仕える用人が人気戯作者の正体だと打ち明けられ一同は驚くが、一方の井伊直弼(杉良太郎)は密勅を攘夷派の謀略とみなし、反幕府派への弾圧である安政の大獄に乗り出す。
第17回
第18回
第19回
第20回
慶喜変身
斉昭(菅原文太)の死を悼む慶喜(本木雅弘)。指導者を欠いて混乱する水戸と幕府、国の先行きへの不安を抱える中、直子(鶴田真由)への誤解を抱えた美賀(石田ひかり)に当時の日本を語り、何があっても信じて寄り添うよう諭す。
第21回
第22回
母と子
謹慎を解かれながらも隠居の身に留まった慶喜(本木雅弘)。将軍家への降嫁が決まり悲嘆する和宮(小橋めぐみ)の母は撤回を願い、九条も躊躇するが岩倉に押し切られ、新門家では母をめぐる騒ぎが持ち上がる。
第23回
和宮下向
幕府がプロシアと新条約を結んだことに朝廷が反発し下向が危ぶまれたが、働きかけにより中止を回避。江戸へ向かった和宮(小橋めぐみ)は家茂(木田健太)と婚儀を上げるも、公家流のしきたりにこだわり天璋院(深津絵里)と衝突する。
第24回
第25回
将軍後見職
勅使の到着を待たず幕府は慶喜(本木雅弘)と春嶽(林隆三)を赦し、政務参加を求めた。春嶽は慶喜の後見職起用を進言し、江戸に来た勅使の将軍への告知後、久光(江守徹)の圧力により慶喜が後見職に就く。
第26回
生麦事件
文久二年、慶喜(本木雅弘)は将軍後見職に、春嶽(林隆三)は政治総裁職に任じられ、勅使を交えた会見も実現する。そんななか、薩摩へ戻る途上の久光(江守徹)が、生麦で行列に割り込んだ英国人を殺傷する事件を起こす。
第27回
幕政改革
生麦事件の処罰をめぐり春嶽(林隆三)と意見を異にした慶喜(本木雅弘)は、横井小楠(高橋長英)から世界の情勢を学び、欧米に範を求める幕政改革への道を選ぶ。一方、大奥では和宮(小橋めぐみ)と天璋院(深津絵里)のわだかまりが深まりこそすれ、収まる気配はなかった。
第28回
上洛への道
生麦事件対応で多忙な慶喜(本木雅弘)は、勅許がなくても条約を破棄できないと幕閣に説き、上洛と上奏の決意を示す。側近が新門辰五郎(堺正章)に警護を依頼し、勅使の下向により上洛が正式に決定する。
第29回
第30回
奇策
家茂(木田健太)の参内で、朝廷が事情に応じ諸藩へ命じられる勅書が示される。大政奉還論に時期尚早を唱えた慶喜(本木雅弘)は攘夷期限を約束し江戸へ帰るが、そこで攘夷の不可能を述べ、将軍後見職の辞任を表明する。
第31回
第32回
慶喜の悪酔い
将軍後見職の辞任を認められず上洛した慶喜(本木雅弘)は、参与に加わり公武合体と開国の方針を確認したが、会議では将軍側の意向で開国反対に回って他の参与と衝突し、夜には酒を飲みすぎてひどく酔った。
第33回
池田屋騒動
慶喜(本木雅弘)は朝廷に横浜港閉鎖を命じるよう申し出て承諾されるが、翌日朝廷が翻意したことを知り、将軍後見職を辞めて禁裏御守衛総督に就く。祇園祭近い京都で新選組が池田屋の攘夷派を襲撃する。
第34回
御所突入
池田屋事件を機に対立を深めた幕府と長州。赦免嘆願を名目に京へ集まる長州藩士の企てを見抜いた慶喜(本木雅弘)は征伐の勅命を奏請し、元治元年七月、長州の御所突入(蛤御門の変)が起きる。
第35回
母の苦悩
禁裏御守衛総督の慶喜(本木雅弘)は御所へ突入した長州藩と戦い、都が焼け野原となる中でこれを退ける。一方水戸では天狗党と保守派が衝突し、城内の慶喜の母・吉子が開門と争いの停止を呼びかける。
第36回
仇討ち
長州征伐の勅命が下り、参謀長候補の西郷は勝海舟(坂東三津五郎)から幕府の堕落と長州の必要性を聞かされ驚く。筑波山で敗れた天狗党は慶喜(本木雅弘)を頼りに京へ向かい、その中の新三郎(内野謙太)とみよの前に、兄を新三郎に殺された早川が現れる。
第37回
慶喜の頭痛
京へ向かった新三郎(内野謙太)は、追手との斬り合いで命を落とす。天狗党を救えない慶喜(本木雅弘)は耕雲斎(金内喜久夫)に解散を促し、長州問題を収めた西郷を警戒するよう近藤へ命じる。
第38回
条約勅許
大奥では慶喜(本木雅弘)が長州と手を結び将軍職を狙うと囁かれる。折しも四カ国の艦隊が兵庫の開港を迫り、大坂へ遣わされた慶喜は幕閣が勅許なく承諾したと知って京へ引き返し、条約の勅許を朝廷に求める。
第39回
将軍急死
長州征伐を急ぐ幕府のもと、薩長同盟が成立し情勢は揺れ動く。大坂城に陣取る将軍・家茂(木田健太)は病に倒れ、そのまま世を去る。
第40回
徳川家相続
将軍の死去で動揺する幕府は慶喜(本木雅弘)に将軍職を打診するが、彼は辞退して徳川宗家を継ぎ、長州征伐に乗り出す。しかし出陣間近に幕府軍の大敗を知り、征伐の中止を決意した。
第41回
第42回
孝明天皇の死
15代将軍に就いた慶喜(本木雅弘)は、海外事情に通じた幕臣の知見を取り入れつつ幕政の立て直しを進める。しかし孝明天皇(花柳寿楽)が急逝し、慶喜は頼みの綱を失う。
第43回
議題草案
孝明天皇(花柳寿楽)の崩御で朝廷での幕府の立場が揺らぐなか、慶喜(本木雅弘)は西周(小日向文世)に徳川中心の憲法草案づくりを託す。薩長の思惑で兵庫開港をめぐって外国と朝廷の間に立たされ、就任の祝宴で開港を宣言する。
第44回
倒幕
兵庫港開港を慶喜(本木雅弘)が諸外国に約束したことで、薩摩は彼の手腕への危機感から大政奉還への早期実現を急ぐ。慶喜は御所で公家を二昼夜かけて説得し開港と長州処分の勅許を得る一方、西郷吉之助(渡辺徹)は倒幕の挙兵を決意する。
第45回
大政奉還
長州への寛容な処分を決断した慶喜(本木雅弘)は、土佐の建白や龍馬から渡された構想をもとに新体制の創設を急ぎ、西周(小日向文世)の草案もまとめ上げる。討幕の朝廷の命を画策する薩摩に先んじ、権力の返上を宣言する。
第46回
小御所会議
大政奉還で朝敵討伐を免れた慶喜(本木雅弘)だが、岩倉具視(寺脇康文)ら倒幕派主導の小御所会議が新天皇の御前で開かれ、王政復古が宣言される。慶喜は領地の差し出しを除く要求をのみ込む。
第47回
朝敵
王政復古で官位返上と領地献上を迫られた慶喜(本木雅弘)は、家臣の討伐の訴えを退けていたが、江戸での混乱を受け薩摩討伐に踏み切る。鳥羽・伏見では錦の御旗の薩長軍に幕府軍が大敗する。
第48回
恭順謹慎
江戸へ戻った慶喜(本木雅弘)は和宮(小橋めぐみ)や天璋院(深津絵里)にこれまでの経緯を語り、全責任を自ら引き受ける覚悟を固めて恭順を決める。勝に幕府の後処理を託し上野で謹慎、鉄太郎(伊武雅刀)が西郷へ書状を届ける。
第49回
無血開城
勝の使者・鉄太郎(伊武雅刀)は西郷と対立するが、後日の会談で江戸城は無血で開かれ、慶喜(本木雅弘)の命も助けられる。水戸の母にわびてねぎらわれた慶喜は、明治後に静岡で穏やかに暮らす。