第1回
隻眼の男
甲斐をまとめた武田家が今川・北条と対峙する天文四年、修行の旅から十五年ぶりに帰郷した勘助(内野聖陽)は、家臣に襲われたミツを救って打ち解けていく。だが戦見物へ向かう彼を追ったミツは、北条軍に囚われる。
第2回
さらば故郷
今川への仕官を狙う勘助(内野聖陽)は、養子先の大林家で実子に家督を奪われ、手柄も横取りされて追い出される。山本姓に改めて駿河へ向かうが、今川家の内紛を知ったため命を狙われる。
第3回
摩利支天の妻
仕官に失敗した勘助(内野聖陽)は甲斐で身ごもったミツと再会し、子を認めないまま村での暮らしに生きる道を選ぶ。一方、武田家では晴信と信虎(仲代達矢)の対立があらわになり、狩りの場で信虎はミツに矢を向ける。
第4回
復讐の鬼
勘助(内野聖陽)の子を宿したミツが信虎(仲代達矢)に殺され、復讐に駆られた勘助は板垣信方(千葉真一)に挑むが敗れる。晴信の説得で恨みを捨てた勘助は、間者として内紛の今川家へ乗り込む。
第5回
駿河大乱
駿河・今川家の後継ぎ争いの中、寿桂尼(藤村志保)の命が狙われるが、間者として潜む勘助(内野聖陽)に救われる。彼の目的は信虎(仲代達矢)に殺されたミツの仇討ちで、和睦により孤立した福島勢は花倉城へ籠る。
第6回
仕官への道
勘助(内野聖陽)は今川への仕官を断られ、武田と今川の同盟成立で敵討ちも不可能になる。晴信は政略結婚で三条夫人(池脇千鶴)を娶りつつ夫人に惹かれ、勘助は武田打倒の主を求めて北条氏康(松井誠)のいる小田原へ赴く。
第7回
晴信初陣
勘助(内野聖陽)は氏康(松井誠)に武田への恨みを悟られ、別の生き方を促される。一方武田は信濃攻めを決めて晴信が初陣を迎え、信濃の幸隆(佐々木蔵之介)と知り合った勘助は使者として晴信と再会する。
第8回
奇襲!海ノ口
武田軍に包囲された海ノ口城で、勘助(内野聖陽)は知略を巡らせて攻囲をしのぎ続ける。初陣の晴信は後方に留められたまま1か月が過ぎ、降雪と兵糧の逼迫から包囲軍は退いたが、それは晴信による急襲の前座だった。
第9回
勘助討たれる
海ノ口城の戦い後、勘助(内野聖陽)は斬られたと触れられながら生き延び、心を失くしたまま諸国を流浪する。天文9年、武田と諏訪が同盟を結び禰々(桜井幸子)が頼重(小日向文世)に嫁ぎ、同家には由布姫(柴本幸)がいた。
第10回
晴信謀叛
晴信が父・信虎(仲代達矢)の追放を決め、板垣信方(千葉真一)が密かに重臣をまとめる。今川では義元(谷原章介)と寿桂尼(藤村志保)が父子どちらを支えるか協議し、信濃から戻った信虎は招きに応じわずかな手勢で駿河へ向かい、勘助(内野聖陽)が迎え役に選ばれる。
第11回
信虎追放
晴信は家臣団の前で父・信虎(仲代達矢)の追放を決断した。甲斐と駿河の国境で信虎に追放を告げる晴信だが、護送途中の信虎は、ミツを殺された勘助(内野聖陽)の襲撃を受ける。
第12回
勘助仕官
駿府で浪人を続ける勘助(内野聖陽)は、仕官の口を得ようと、仲間の浪人に武田家の重臣を襲わせて自分が助ける芝居を企てる。だが板垣信方(千葉真一)にすぐ見破られ、結果的にその縁で若き晴信から破格の待遇で迎えられる。
第13回
招かれざる男
勘助(内野聖陽)の厚遇を怪しんだ猛将が真剣勝負を挑み、正攻法では勝てないと見た勘助は奇策で制して晴信や重臣に才を認めさせる。一方、仕官後に次男が失明した三条夫人(池脇千鶴)は凶兆を感じ、その不安はやがて現実となる。
第14回
孫子の旗
上杉軍の信濃侵入により、武田と同盟しつつ無断で和議した諏訪頼重(小日向文世)のせいで領地を失った武田は、禰々(桜井幸子)を傷つけない諏訪奪取の策を勘助(内野聖陽)に託す。諏訪で由布姫(柴本幸)と出会った勘助の前で、晴信は風林火山の旗を掲げる。
第15回
諏訪攻め
勘助(内野聖陽)の進言で晴信は高遠氏と結び頼重(小日向文世)を挟み撃ちに。桑原城に籠もる頼重の妻・晴信の妹禰々は、娘の由布姫(柴本幸)に責められ、信方(千葉真一)と勘助が和睦の使者として訪れる。
第16回
運命の出会い
武田家は諏訪頼重(小日向文世)に切腹を命じ、幼い寅王丸を当主に立てる。由布姫(柴本幸)を討つため桑原城に踏み込んだ山本勘助(内野聖陽)は、命を捨てず生き抜こうとする姫に亡きミツの面影を重ね、心を惹かれる。
第17回
姫の涙
勘助(内野聖陽)は、諏訪家の名を捨てる条件で幽閉中の由布姫(柴本幸)を逃がす。晴信が姫を側室にして命を守ると知り追いついた勘助は、浪人の襲撃から姫を救い、雇い主は自分だと偽り憎しみを一身に集める。
第18回
生か死か
諏訪全土の獲得と由布姫(柴本幸)の側室迎えを決意した晴信に重臣らは猛反対し、賛成は勘助(内野聖陽)だけだ。生まれた子により諏訪が武田に忠誠を誓うと考える勘助に対し、由布姫は拒み続け、ついに自害を迫られる。
第19回
呪いの笛
勘助(内野聖陽)の画策で由布姫(柴本幸)は晴信の側室となり、諏訪旧臣は丁重な祝言に喜んで武田家に忠義を誓う。しかし京の笛を贈られた由布姫は恨みを捨てておらず、寝所で晴信に刃を向けた。
第20回
軍師誕生
長窪城攻めで内応者を用いた勘助(内野聖陽)の策が成功し、晴信から正式に軍師と認められる。由布姫(柴本幸)は晴信への想いと武田への恨みの間で苦しみ、その頃、村上義清(永島敏行)が武田討伐に動き出す。
第21回
消えた姫
由布姫(柴本幸)の変わった振る舞いに武田家が動揺し、擁護する勘助(内野聖陽)は重臣層から強い批判を受ける。姫は晴信の計らいで諏訪へ帰る途中に忽然と姿を隠し、雪中で見つけた勘助に予想外の本心を打ち明ける。
第22回
三国激突
由布姫(柴本幸)が晴信の子を宿す。雪斎(伊武雅刀)の求める駿河出兵に家中から反対の声が上がるなか、晴信は今川と北条の和解を図る勘助(内野聖陽)の策を採用し、勘助は九年ぶりに義元(谷原章介)と対面する。
第23回
河越夜戦
武田・今川・北条の和睦がまとまる中、河越城が上杉憲政(市川左團次)率いる大軍に包囲され、勘助(内野聖陽)は援軍として現地へ赴く。その裏で真田幸隆(佐々木蔵之介)の引き抜きを企てつつ、劣勢の氏康(松井誠)が夜襲を決行する。
第24回
越後の龍
河越の夜戦で被弾した勘助(内野聖陽)は真田幸隆(佐々木蔵之介)に救われ、その勧めで武田家に仕えることを決めた真田は妻や家臣の反対を受ける。同じ頃、諏訪では晴信に男児が誕生し、越後では長尾家の景虎が台頭した。
第25回
非情の掟
勘助(内野聖陽)は四郎を諏訪家の後継に立てようと目論み、同家嫡男の寅王丸を出家させて今川家へ移す計画を進める。太郎の家督を案じる三条夫人(池脇千鶴)が晴信に迫るが、継承は自分が決めると激しく拒絶する。
第26回
苦い勝利
信濃の笠原清繁(ダンカン)が武田に挙兵したため晴信は志賀城へ出陣し、笠原を支援する関東管領軍を板垣信方(千葉真一)らが破る。勘助(内野聖陽)の降伏勧告の進言に対し、晴信は脅しが必要と敵兵の首を掲げるよう命じ、勘助は無力感に沈む。
第27回
最強の敵
志賀城を落とした晴信は信濃・村上義清(永島敏行)との交戦を表明するが、諸将の判断は分かれる。勘助(内野聖陽)の制止も受け入れられず、疲弊する領内に不安が広がる中、甘利は捕らえた間者を連れて村上との対面を図る。
第28回
両雄死す
武田晴信と村上義清(永島敏行)の両軍が上田原で激突。覚悟を決めた先陣の板垣信方(千葉真一)は突撃し、甘利の離反こそ計画だと勘助(内野聖陽)は見抜くが、甘利は義清の首を逃し無数の矢に倒れた。
第29回
逆襲!武田軍
初黒星で板垣と甘利を失った晴信は、心のありように敗北の原因があったと気づく。小笠原長時(今井朋彦)が塩尻峠へ出兵すると、武田軍の動きは緩慢だが、それは勘助(内野聖陽)の欺敵の策で、板垣の遺策を生かした奇襲へ転じる。
第30回
天下への道
越後統一の行方を左右するのは、かつて長尾景虎の父を危機に陥れた重臣・宇佐美定満(緒形拳)だった。根来寺で鉄砲百丁を仕入れ今川を訪ねた勘助(内野聖陽)は、見返りなく関東管領を救った景虎の話に心を惹かれる。
第31回
裏切りの城
晴信が府中を制圧し、信濃の敵は村上義清(永島敏行)のみとなる。砥石城攻めを命じられた幸隆(佐々木蔵之介)は、家中に潜む村上の間者を逆手に取る算段を付け、勘助(内野聖陽)は景虎の人物を探ろうと越後へ赴く。
第32回
越後潜入
鉄砲商人の変装で越後へ潜入した勘助(内野聖陽)は長尾景虎と対面するが、武田の者だと気づかれ人質にされる。景虎に伴われ宇佐美定満(緒形拳)の城を訪れ、両者の結合を危ぐする中、武田勢は砥石城攻めで敗北する。
第33回
勘助捕らわる
景虎が勘助(内野聖陽)を宇佐美定満(緒形拳)に預けたのは、武田の脅威に備え越後統一の必要性を伝えるためだった。定満は長尾家への仕官を決意して軍師となり、一方武田では砥石城敗戦で鉄砲百丁を失い、勘助の処刑が迫る。
第34回
真田の本懐
甲斐へ戻った勘助(内野聖陽)を晴信は許すが、家中は敗戦の責任を幸隆(佐々木蔵之介)に負わせる。砥石城攻略が真田の唯一の活路となり、弟の常田を調略すべく忍芽(清水美砂)がその屋敷へ赴く。
第35回
姫の戦い
原虎胤(宍戸開)に縁談を勧められリツを紹介された勘助(内野聖陽)は、晴信に新しい側室ができたと聞く。諏訪の由布姫(柴本幸)を訪ねる途中で不審な一行に守られる姫を見つけ、側室ではと疑う一方、由布姫は四郎の跡継ぎを望み出す。
第36回
宿命の女
跡目争いの種となる男子誕生を恐れた勘助(内野聖陽)は於琴姫(紺野まひる)の命を狙うが、美しさを前に断念し、四郎を立てるよう説く。今川に嫁いだ晴信の姉が没し、同盟を保つため太郎への今川の姫との縁組を進言する。
第37回
母の遺言
余命の短い大井夫人(風吹ジュン)は勘助(内野聖陽)に晴信の将来を預け、氏康(松井誠)に追われた憲政(市川左團次)は景虎を頼って越後に逃れ、勘助は氏康へ三国同盟の結成を提案する。夫人は景虎との戦いを憂いながら息を引き取る。
第38回
村上討伐
晴信と勘助(内野聖陽)は策略で信濃の領主たちを味方につけ、村上義清(永島敏行)を戦わずして追い詰める。勘助の読みにより義清は越後へ逃れ、景虎の動きを義清の奪回だけに抑える算段が示される。
第39回
川中島!龍虎激突
信濃をめぐり武田晴信と長尾景虎が川中島で初めて干戈を交え、長期にわたる戦いの幕が上がる。勘助(内野聖陽)は景虎を孤立させて討つ計略を練るが、敵方の軍師・宇佐美定満(緒形拳)に看破されてしまう。
第40回
三国同盟
景虎との対決を経た晴信は諏訪の由布姫(柴本幸)を訪れ、姫は勘助(内野聖陽)とリツの縁談に胸を痛める。勘助は景虎の上洛を機に同盟構想を動かし、天文二十三年、善得寺で武田・今川・北条の三国同盟が成立した。
第41回
姫の死
病の由布姫(柴本幸)は、勘助(内野聖陽)にリツとの祝言を誓わせる。景虎の挙兵で第2次川中島の戦いが始まり、二百日の対陣の末、勘助が仲裁を託した雪斎(伊武雅刀)の働きは、これが生涯で最後となった。
第42回
軍師と軍神
由布姫(柴本幸)を失った悲しみの中、勘助(内野聖陽)は晴信に手紙を遺して旅に出る。高野山で再会したのは、度重なる領地争いに失望し越後を逃れた景虎だった。
第43回
信玄誕生
武田と長尾の戦は決着がつかないまま、将軍の命により和議が成立。関東管領職を譲られた長尾の当主が承諾し、出家した武田の当主と勘助(内野聖陽)は信玄(市川猿之助)・道鬼と名乗る。
第44回
信玄暗殺
宇佐美定満(緒形拳)の計画で、平蔵(佐藤隆太)が今川へ送られた諏訪の遺児・寅王丸のもとを訪ね、武田への恨みを植え付けようとする。一方、信玄(市川猿之助)の近くに若い僧が出入りすると知った勘助(内野聖陽)は疑いを抱く。
第45回
謀略!桶狭間
信玄(市川猿之助)暗殺の謀略が失敗し、勘助(内野聖陽)は同盟を結ぶ寿桂尼(藤村志保)への疑念を深める。上洛を決めた今川義元(谷原章介)の尾張攻めに際し、駿河奪取を狙う勘助は桶狭間を避ける進路を進言するが、受け入れられずに進言とは異なる経路となる。
第46回
第47回
決戦前夜
憲政(市川左團次)の後継として管領職に就いた政虎(Gackt)は、下馬の礼を取らなかった成田をむち打ちにし、諸将までもが成田に与したため関東統一を断念して越後に帰還する。勘助(内野聖陽)はリツと彈正の縁組を勧める。
第48回
いざ川中島
永禄四年、上杉政虎(Gackt)が大軍で川中島に攻め込み、武田軍を挑発する布陣を妻女山に敷く。勘助(内野聖陽)はその狙いを読んで早期決戦を退け、対峙する両軍は膠着状態に陥る。
第49回
死闘川中島
勘助(内野聖陽)が練った挟撃の秘策は政虎(Gackt)の軍師・宇佐美定満(緒形拳)に看破されており、翌朝、霧の晴れた川中島へ1万3千の上杉軍が殺到。勘助はその光景を目にする。
第50回